サムネイル
バッグ

レザーバッグのお手入れ方法は簡単!頻度・必要なもの・保管の仕方を紹介

レザーバッグをお手入れして永く使うためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。使用後は毎回ほこりや汚れを落とし、革が乾燥したタイミングでオイルやクリームを使ってケアしましょう。大切なレザーバッグのためのお手入れ方法とタイミング、必要な道具や保管方法について紹介します。

レザーバッグをお手入れするタイミングと頻度

レザーバッグを持つ女性

出典 Shutterstock

レザーバッグはオイルやクリームを使って定期的にお手入れすると、美しさを永く保つことができます。1~3ヵ月に1回を目安に、革の表面が乾いてきたと感じるタイミングでお手入れしましょう。

【タイミング】革の表面が乾燥してきた時

レザーバッグは革の表面の状態をチェックして、乾燥してきたと感じるタイミングでオイルやクリームを使ってお手入れします。乾燥を放置すると、革のひび割れや破れにつながるためです。

また、使用後には毎回、ブラシや乾いた布で表面のほこりや手垢を軽く落としておきます。雨や雪などで濡れてしまった時や、汚れがついてしまった時は気づいたタイミングでお手入れしましょう。

【頻度】1ヵ月~3ヵ月に1回が目安

オイルやクリームを使ったお手入れの頻度は、1~3ヵ月に1回程度。毎日使う人は月1回、週末しか使わないなど使用頻度が少ない人は、3ヵ月に1回を目安にします。定期的に油分や潤いを保つお手入れをすると、レザーバッグの革を美しく経年変化させていけるでしょう。保湿ケアを行えば油膜がバッグを守ってくれるので、水染み防止効果も期待できます。

レザーバッグのお手入れに必要なもの

レザーバッグのお手入れには、革用のブラシとオイル・クリーム、布が必要です。ここでは、お手入れに必要なアイテムの特徴と選び方を解説します。

革用のブラシ

レザー用のブラシ

出典 Shutterstock

レザーバッグのお手入れには革用のブラシを使います。革用ブラシには馬毛、豚毛、山羊毛といった種類があり、それぞれ毛の硬さが異なります。革製品に使うなら、やわらかく適度に弾力がある馬毛ブラシがおすすめです。

豚毛ブラシは馬毛よりもコシが強く、革の磨き上げに向いています。山羊毛ブラシは馬毛よりやわらかく、デリケートな製品向き。スエードには専用のクレープブラシを使うと良いでしょう。

オイルやクリーム

バッグとブラシとクリーム

出典 Shutterstock

お手入れには革用のオイルかクリームが必要です。伸びが良いものを選ぶとムラになりにくいでしょう。保湿力が高いものを選ぶと、一度のケアでたっぷりと油分を補充できるため、お手入れの頻度を減らせます。オイル・クリームによってツヤが出るもの、マットな質感になるもの、撥水効果が期待できるものなどがあるので、好みに合わせて選んでみてくださいね。

やわらかい布

緑色の布

出典 Shutterstock

オイルやクリームを拭き取るための布と、乾拭き用の布も用意します。綿などやわらかい天然素材のものを選ぶと、革を傷つけにくいでしょう。パイル地の布は、ファスナーなどの金具に引っかかってしまうことがあるので避けた方が無難です。

レザーバッグのお手入れ方法

バッグのお手入れをする人

出典 Shutterstock

レザーバッグのお手入れは、使用後に毎回表面の汚れを落としつつ、革が乾燥してきたタイミングでオイル・クリームを使ってケアします。また、バッグの購入時にもオイルや防水スプレーを使ってお手入れをすると、汚れ防止になりますよ。

基本のお手入れ①表面の汚れを落とす

バッグの使用後や、オイル・クリームを使ったお手入れの前には、革用のブラシや布で表面の汚れを落とします。革を傷つけないように、優しくほこりや手垢を落としていきましょう。ほこりが溜まりやすい縫い目部分も忘れずに。汚れがひどい時は固く絞った布で拭きあげ、日陰で乾燥させます。

基本のお手入れ②オイルやクリームをなじませる

革が乾燥してきたと感じるタイミングで、オイルやクリームを使ったお手入れをします。革の種類によっては、オイル・クリームで色落ちしてしまう場合があります。初めてお手入れする時は、必ず目立たない部分で試してから行いましょう。

きれいな布にオイル・クリームを少量つけ、少しずつバッグ全体に塗っていきます。染みにならないよう、手早く薄く塗り広げていくのがコツです。塗る量は、手で触れた時にしっとりとするくらいがベスト。触ってベタベタとする時は油分が多すぎるので、乾いた布で拭き取ります。全体に塗り終わったら少し陰干しして、革にオイルやクリームがなじんでから乾いた布で拭きあげます。

水に濡れた時はすぐに布で拭き取る

水に濡れてしまったら、すぐに乾いたやわらかい布で拭き取り、風通しの良い場所で乾燥させます。ドライヤーや乾燥剤は革が傷む原因となるので使用を控えましょう。

購入時にはオイルを塗り防水スプレーをする

レザーバッグを購入した時は、傷や汚れを防止するために使用前のお手入れをします。革用のブラシでブラッシングをしてほこりを落とし、オイル・クリームを塗っておきます。オイル・クリームがなじんでから、防水スプレーを使用してバッグを保護しましょう。使い始めの1年間は、月1回でこのお手入れを行うのがおすすめです。

レザーバッグの保管方法

クローゼットに保管したバッグ

出典 Shutterstock

大切なレザーバッグはカビや劣化を避けるために、直射日光の当たらない通気性の良い場所で保管します。長期間使用しない場合は、月1回程度風通しの良い場所に出してブラッシングすると良いでしょう。

通気性の良い場所で保管する

レザーバッグは通気性の良い場所で保管します。湿気の多い場所や、直射日光の当たる場所は避けましょう。保管する前にバッグの中身を出し、ポケットのゴミなどを掃除しておきます。バッグの中にやわらかいタオルや新聞紙を入れると、湿気や型崩れから守ってくれますよ。

製品が入っていた袋か、やわらかい布の袋に入れて縦置きで保管します。防虫剤や乾燥剤は革が変質する恐れがあるため使用を避けてください。

長期間使わない場合はメンテナンスしてから保管する

レザーバッグを長期間使わずに放置すると、カビの原因に。長期間保管する前にはバッグの中身をすべて取り出し、汚れを落としてオイルやクリームでメンテナンスしてから保管したいですね。使わないバッグも月1回程度は風通しの良いところに出して、ブラッシングや乾拭きをすると良いでしょう。

レザーバッグが劣化・破損した場合の対処法

革が剥げたレザーバッグ

出典 Shutterstock

レザーバッグがお手入れでは直らないくらい劣化・破損した場合は、プロの修理やクリーニングに任せましょう。自分で無理に直そうとすると、かえって革を傷めてしまう恐れもあります。プロなら持ち手の交換や、革の破れの補修などにも対応してくれます。大切なレザーバッグを修理して永く使うと、無駄な消費を控えられるため、サステナブルな活動にもつながりますよ。

レザーバッグのお手入れ方法を覚えて永く大切に使おう

レザーバッグを持つ女性

出典 Shutterstock

レザーバッグを使用した後は毎回汚れを落とし、定期的にオイルやクリームを塗りこむのがお手入れのポイント。保管の際は湿気を避け、型崩れを防止して美しさを保ちましょう。レザーバッグのお手入れや保管方法を覚えて、大切なバッグを永く愛用してくださいね。

writer profile
JUNO
サムネイル: JUNO
趣味はカメラと美術館めぐり。アートからインスピレーションを得た自分だけのファッションを楽しむのが好き。