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CELINE(セリーヌ)の歴史を、数々の名作バッグとともに振り返ろう

ベーシックなシンプルファッションを基調にし、セレブ御用達ハイブランドとして人気のセリーヌ。マイケル・コースやフィービー・ファイロという名だたるデザイナーが手掛けた名作バッグが豊富なことでも知られています。本記事ではセリーヌの歴史を数々の名作バッグとともに振り返ります。

マイケル・コースの手がけた名作バッグ

マイケル・コースの功績は、それまでデザイン性が重視されてきた高級バッグに、機能性という付加価値をつけたことでした。機能的で実用性を重視したスポーティーなスタイルな「ブギーバッグ」を皮切りに、「パリマカダム」などの代表作を生みだしました。

ブギーバッグ

ボックスタイプが特徴的な「ブギーバッグ」は、小さなハンドバッグながら、収納力が高く機能性抜群です。エルメスの「バーキン」に似たフォルムも、セリーヌ人気に火が付くきっかけとなりました。現在は廃盤となっているため、リユース品を探す必要があります。

パリマカダム

マイケル・コースのもう1つの代表作が「パリマカダム」。デニム生地を使用し、高級感だけでなくカジュアル感も併せ持つバッグとして、NYの人々から流行が始まりました。パリの凱旋門を取り巻くチェーンから構想を得た「マカダム」という柄があしらわれたデザインです。

フィービー・ファイロの手がけた名作バッグ

フィービー・ファイロは、マイケル・コースの後にクリエイティブディレクター兼取締役として就任しました。
マイケル・コースの退任後、セリーヌの業績は落ち込んでいましたが、フィービー・ファイロの就任により、業績が大きく回復しただけでなく、ブランドとして前進に成功。
創業者であるセリーヌ・ヴィピアナの美学を受け継ぎ、シックでミニマムなスタイルを提唱したフィービー・ファイロの代表作「ラゲージ」や「カバ」などは、現在でも人気です。ここでは「世界で最も影響力のある100人」に選ばれたこともある、彼女のデザインしたバッグを紹介します。

ラゲージ

「ラゲージ」は2009年の登場より、今もなお人気を誇っています。第2のバーキンとも呼ばれ、デザイン・機能・品質ともに最高のアイテムと言われるほど。素材には上質なカーフスキンとラムスキンを使用し、手作業で縫い合わせるなど、随所こだわりが見られます。
サイズ展開は、ナノショッパー、マイクロショッパー、ミニショッパー、ミディアムショッパー、ファントムショッパーの5つです。

カバ

軽くて収納力にすぐれ、豊富な種類が揃う「カバ」も見逃せません。ハンドバッグとしてだけでなく、ショルダーになるタイプもあります。シリーズは全7種類でホリゾンタルカバ、カバ縦長スモール、カバファントム、カバツイステッドなどが人気です。

ビッグバッグ

ハンドルとストラップがついており、手持ちと肩掛けの2wayで使用できる「ビッグバッグ」。独特なサイドのフォルムがポイントで、マチが広く収納力もあるバッグです。ソフトベアカーフスキンを贅沢に使用し、裏地も上質感のあるスエード素材です。
サイズは、スモール、ミディアムに加えて、バゲット型も展開されています。

トリオ

「トリオ」はその名の通り、3つのポーチが連なったデザインのバッグです。スナップボタンでつながる3つのポーチは個別に使用でき、バッグインバッグとして愛用している人もたくさんいます。カラー展開も豊富で、自分好みのカラーを見つけやすいのも人気の理由でしょう。サイズはスモールとラージの2つです。

トロッター

フランス語で「旅人」を意味する「トロッター」は、丸みのあるフォルムやゴールドやシルバーの留め具が特徴的。グレインドカーフレザーなどの繊細な革を使用した、高級感溢れるポシェットタイプのバッグです。特別な日はもちろん、ちょっとしたお出かけにも使えます。サイズはスモール、コンパクト、ミディアムの3種類を展開しています。現在展開されていない「トロッター」は、リユースショップで探すのがおすすめです。

エディ・スリマンの手がけた名作バッグ

フィービー・ファイロが惜しまれつつセリーヌを去ったあとに就任したのが、エディ・スリマンです。就任にあたってセリーヌのロゴを刷新し、世界を驚かせましたが「古きを知らば…」の姿勢も大切にし、セリーヌのブランドを構築しています。ここではエディ・スリマンの発表したバッグを紹介します。

16(セーズ)

ブラウンのセーズ

エディ・スリマンのデザインした「16(セーズ)」は、シンプルで丸みのあるフォルムがどんなスタイルにもマッチします。これからのセリーヌのアイコン的なバッグになるかもしれません。ちなみに「16(セーズ)」という名は、セリーヌのアトリエが位置する番地に由来しています。

タブゥ

2021年の秋冬コレクションで登場した「タブゥ」は、80年代のセリーヌのアーカイブから着想を得ました。丸みを帯びたスクエア型のシェイプが特徴で、アコーディオン構造になっているので、収納力も高く実用性もすぐれています。クロスボディ、ショルダー、クラッチの3wayなので、シーンやスタイルに合わせて使い分けられます。

かつてのマカダム柄は【オールドセリーヌ】として人気

セリーヌの魅力を語るうえで、オールドセリーヌは外せません。「オールドセリーヌ」とは、現在は手に入れにくいマカダムをあしらったアイテムのことを言い、幅広いスタイルにマッチするデザインが魅力です。特別な日や場所はもちろん、カジュアルな普段使いもできる優れたアイテムが揃っています。ここではオールドセリーヌの魅力やアイテムを紹介します。

オールドセリーヌとは

オールドセリーヌのハンドバッグ

オールドセリーヌとは、現在店舗では新品を購入できないヴィンテージアイテムを指します。
代表格は2010年頃まで定番アイテムだったマカダム柄をあしらったアイテムで、フォーマルな場面からカジュアルなスタイルまで、シーンを選ばずにマッチするデザインが魅力です。
ジーンズにTシャツなどのカジュアルなスタイルで公園へ、といった普段使いにもおすすめ。ハイブランドにしては手ごろな価格で購入できるのも、オールドセリーヌの魅力です。

オールドセリーヌのバッグ

オールドセリーヌの特徴であるマカダムをあしらったオールドセリーヌは、さまざまなアイテムが展開されています。その一部を紹介します。

【リュックサック】

オールドセリーヌのリュックは、高級感があります。日常生活にはもちろん、旅行など特別なときにも持っていきたいアイテムです。

【2wayハンドバッグ】

ハンドバッグだけでなく、ショルダーとしても使えます。ハンドル部分は高級感のある革を使用しており、持ち方で印象を変えられるバッグです。

【ショルダーバッグ】

スクエア型が特徴的なショルダーバッグで、他と被りたくないという人におすすめ。収納力も高いです。

【ボストンバッグ】

旅行におすすめなのがボストンバッグ。高級感のあるマカダム柄は、一目見てセリーヌとわかるでしょう。旅行にお気に入りのボストンバッグを持って行きたい人におすすめです。

歴代のセリーヌのバッグをサステナブルに楽しむ

歴代のセリーヌのバッグは、リユースショップを利用して手に入れるのもおすすめです。現在では入手困難な廃盤アイテムも、リユースショップなら出会える可能性があります。さらにリユースショップの利用は、サステナブルな取り組みとしても注目を集めています。お財布にも環境にも優しい、リユースショップの利用もぜひ検討してくださいね。

歴代のセリーヌのバッグを知って自分好みを見つけよう

考え事をする女性

出典 shutterstock

セリーヌは歴代デザイナーの功績により、ハイブラントとしての人気を確実にしました。特にフィービー・ファイロのデザインしたバッグは、現在でも高い人気を誇るものが多くあります。しかし現在は手に入れにくいものも。その際はリユースショップを利用するのがおすすめです。オールドセリーヌから新しい時代のセリーヌまで、自分の好みのバッグを見つけてみてください。

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aki
サムネイル: aki
ヴィンテージアイテムが大好きな27歳。海外の古着屋さん巡りで自分だけのアイテムを見つけるのが趣味。好きなブランドはMARNI。憧れブランドはCHANEL。