洋服のサイズ38とは

38とは、ヨーロッパのサイズ表記であり「38インチ」と読みます。日本でのMサイズ相当ですが、国によっても差異があります。まずは、サイズ表記の基本について説明します。

SMLとは異なる海外のサイズ表記

日本では、S、M、L、XL、フリーサイズといったサイズ表記が多いですが、海外では別のサイズ表記です。なかでもヨーロッパ諸国では、国ごとに独自の規制サイズがあり、ドイツやフランス、イタリアはサイズ38といった表記を使います。日本国内と同様、ブランドによってサイズ表記は若干異なりますので注意してください。

国ごとに体型に合せたサイズ表記

サイズ表記はアイテムの大きさではなく、体のサイズであるヌード寸法を示しています。日本では、日本人の一般的な体型に合わせたサイズを規定。一般的な体型は国ごとに違うため、サイズ表記も国ごとに異なります。

海外各国でのサイズ38

それでは、具体的にサイズ38の大きさを確認しましょう。通販サイトなどでよく見かけるドイツ、フランス、イタリアのサイズを説明します。

ドイツのサイズ38

ドイツでは、トップスのサイズ38は日本のLサイズや11号と同等のサイズです。基本的に160㎝〜170㎝の人に合うように作られています。小柄な日本人には大きめなものが多く、小さめのサイズを探す方が苦労するようです。また、ボトムスでは36〜38がMサイズの目安となります。

フランスのサイズ38

フランスのトップスの38は、日本でいうSサイズや7号と同等サイズです。日本の製品より胸囲や胴囲が少し大きく、袖丈や裾丈が長く作られているものが多いです。ボトムスでは、38〜40がMサイズの目安となります。

イタリアのサイズ38

トップスの38は日本でいうXXSサイズで、5号と同等のサイズです。さらにブランドによってもサイズは異なります。着物文化によるざっくりとしたサイズ感の日本とは異なり、イタリアはシルエットを大切にする文化です。イタリアの洋服はかなりサイズが違うことがあるので注意が必要です。

ボトムスの38はSサイズです。Mサイズは40〜42の表記を目安にすると良いでしょう。

海外サイズ表記種類と早見表

続いて、海外サイズ表記の早見表を紹介します。国によりサイズ表記は異なりますので、服を購入の際にはしっかりと表を確認してください。

【レディース】トップスのサイズ

国際基準は「XXS・XS・S・M・L・XL」です。日本ではレディースのサイズはSやM、L、そして○号などという表記がほとんどですが、欧米では数字で記されています。前述のように、国によって数字が異なるので注意してください。なお、アメリカやイギリスにはサイズ38の表記はありません。

【レディース】ボトムスのサイズ

国際基準は「XXS・XS・S・M・L・XL」です。日本では○号やS,M,Lでサイズが表記されていますが、海外ではトップス同様に数字で表記することが多いです。また、ウエストサイズのinch(インチ)で記されていることも。1inchの目安は約2.54cmです。

【メンズ】トップスのサイズ

サイズ表記の国際基準は「XS・S・M・L・XL」です。メンズのサイズは、レディースと比べて表記の種類は少ないです。

【メンズ】ボトムスのサイズ

国際基準は「XS・S・M・L・XL」です。トップス同様、レディースよりメンズのほうがサイズ表記の種類は少ないです。自分にあったcmとinchの2種類のサイズを知っておくと良いでしょう。

38など海外サイズ表記の服を購入する際の注意点

海外通販で洋服を購入しようと考えている場合に、気を付けておきたいポイントを紹介します。お気に入りの服を手に入れる際の参考にしてください。

商品が届くまで時間がかかる

海外では輸送経路により、商品の到着が注文後3～4週間程度かかることも。海外通販サイトから｢追跡番号（Tracking Number）｣が届いていれば、それで追跡確認できます。万が一、2ヵ月経っても届かないなど心配な際は、海外通販サイトと海外の配送業者の両方に問い合わせましょう。

送料や関税がかかる

商品代金の他に、送料や税金の支払いが必要です。海外通販サイトでの買い物は、輸入扱いとなるため消費税以外にも関税がかかるのです。商品価格が20万円以下の場合は、購入した商品に応じて簡易税率が適用されます。簡易税率の適用対象外の商品の場合は、商品価格に0.6をかけた金額が関税となります。

原則として、商品が1万円以下の場合は関税や消費税は発生しませんが、酒やタバコ、革製の製品など、1万円以下でも関税が免除されないものもあるので注意してください。

返品交換や修理などのサポートが受けられない

返品や交換などの保証を受けられない場合がほとんどです。並行輸入品などを購入してしまった場合は、正規品ではないためメーカーからのサポートは断られる場合が多いです。販売店が撤退してしまった場合もサポートは受けられません。

海外サイズの洋服はリユースショップでチェック

海外ハイブランドの服を購入するなら、リユースショップを利用するのもおすすめ。リユースショップなら実際に手にとって試着できるので安心です。ここでは、リユースショップを利用するメリットについて紹介します。

実際に手にとって試着できる

通販だと不安なサイズ選びも、リユースショップなら試着ができることも多いので安心です。どのサイズが自分に合うのかじっくりと選ぶことができるのもメリットの1つです。

レアな服に出会える

リユースショップでは、国内では販売されていない商品や、人と被らない商品や限定品が手に入ったり、コレクターやファンであればほしいアイテムが購入できたりすることも。中古品から未使用品まで幅広く売られているので、定価よりもお得に購入できる場合もあります。

サステナブルな行動につながる

リユースショップで海外の洋服を購入することはサステナブルな行動です。アパレル業界が抱える大量廃棄などの問題を抑制することにつながるでしょう。自分の着なくなった洋服をリユースショップに売ることで、ゴミの削減にもなり、環境に配慮しながらおしゃれを楽しめます。

38のサイズ感を理解して自分に合った服を手に入れよう

海外の洋服サイズは国やブランドで異なるため、しっかりとチェックすることが大切です。日本表記サイズと海外表記サイズを照らし合わせて、自分に合った洋服を見つけ、毎日のおしゃれを楽しむ素敵なファッションアイテムを手に入れてくださいね。