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コラム

【連載 vol.12】愛用中のステラマッカートニーのアイテムを紹介♡

「クローゼットからはじまるサステナブル」では、「サステナビリティ×ファッション」をテーマに、決して難しくない、肩のチカラを抜いてサステナブルファッションを取り入れるヒントをエシカルコーディネータのエバンズ亜莉沙さんが紹介。今回は女性がファッションを楽しめる時代を作り上げてきた、女性デザイナーを紹介したいと思います。

【ファッションと女性】女性デザイナーの活躍が、おしゃれを加速させた

3月8日 『国際女性デー』と呼ばれるこの日、皆さんはどのような1日を過ごされましたか?街中では、『国際女性デー』を象徴する、そして春の訪れを告げる黄色いミモザの花を見かける機会も増えてきたように思います。

毎年、私は『MIMOSA FESTA』というイベントのディレクションを担当していることもあり、イエローファッションを楽しむようにしています。だんだんと暖かくなるこの時期に、明るい色を身に着けるとなんだか心もHappyになれる気がしませんか?
今回の記事では、そんなイベントの中でもテーマになった「ファッションと女性」について触れていきつつ、私が尊敬してやまない女性デザイナーのブランド紹介もできればと思います。

ミモザフェスタの様子

ファッションで自己表現する女性

時代とともにライフスタイルが変化し続けるアパレル業界ですが、最近、海外では「Free Nipple」の文化が広まりつつあります。いわゆる「ノーブラ」で出かける女性も増えているとか!皆さんはご存知でしたか?私は正直ちょっと驚きがありました。
思い返すと日本にいる時と海外にいる時で、身に付ける服のテイストが異なることがあるなぁとは思うのですが、この「Free Nipple」の新たな文化が日本でどのように浸透していくかのか楽しみです!

どんな服を身に付けるかということはその人の自己表現としての役割にもなる、素敵なファッションの良さの一つだと思っています。社会や文化の縛りによってそれが制限されてしまうのは少し悲しいですよね。
胸元が開いたセクシーなシャツも、足が綺麗に見える短い丈のスカートも、その人がその人らしらを一番に表現できるのであれば、周りの意見や風潮に左右されないそんな社会になったらいいなと思います。

尊敬する女性デザイナー①:ココ・シャネル

シャネルの紹介

女性のファッションスタイルに革命を起こした代表的な方といえば、デザイナー ココ・シャネル。
シャネルは女性に6つの自由を与えたとされていますが、そのうちの一つは女性にもスーツを身に纏う文化を作ったことで、これが女性の社会進出を後押ししました。

尊敬する女性デザイナー②:川久保 玲

川久保 玲の紹介

日本人では「コムデギャルソン(COMME des GARÇONS)」を創立した川久保玲さん。
「黒の衝撃」で有名な彼女は、暗い印象でタブーとされていたブラックコーデを前面に押し出したデザインが話題となり、それと同時期に穴のあいた服や体のラインが出ないノンセクシャルスタイルも提案。ファッション業界に革命を起こしたとされています。

尊敬する女性デザイナー③:ステラ・マッカートニー

ステラ・マッカートニーの紹介

もう一人、創業当初からサステナブルな物づくりにこだわりを持ち、現在でも多大な人気を誇るステラ・マッカートニー。彼女もファッション業界における女性アイコンの一人と言えるでしょう。

ステラは1995年(当時24歳)に自身のデザイナーとしてのキャリアをスタート。大学の卒業式に彼女の友人やスーパーモデルのナオミ・キャンベル、ケイト・モスが、モデルとしてステラがデザインした服を着用したところから始まりました。
父親に、かの有名なポール・マッカートニーを持つステラは、幼少期家族で世界中を飛び回る忙しい日々を過ごします。

そんな家族は、とあるタイミングでオーガニックファームに移り住み、自然と一体となる田舎ライフをスタートするのですが、実はそれが彼女の「サステナブルな物づくり」への大きなインスピレーションを与えることとなるのです。
野菜や動物を自分の手で育てる経験を通して、「私は私たち全員が地球上で共に生きているのだということを理解して育ったんです。」と The Guardian 2009 の取材でこたえているステラ。

動物や自然を愛する彼女は自分自身ベジタリアン(菜食主義者)であり、彼女のブランドにもそれは反映されています。動物性であるレザーやファーは一切使用せず、代替素材の開発を行うなど、循環できるファッションのあり方を目指し、今も様々な取り組みを続けています。
そんなステラ マッカートニー(Stella McCartney)から私の愛用するアイテムを最後に2つご紹介!

ファラベラ スモール ウォレット

ファラベラ スモール ウォレット

Stella McCartneyのロゴをプリントしたリサイクルポリエステル製の総裏地付き。今年新調したお財布。せっかく長く使うもの、デザインもコンセプトも好きなものだとより愛着が湧きます。

エリス プラットフォーム

エリス プラットフォーム

2018年よりエコ アルターナッパ を使用、リサイクル ポリエステルおよび再生可能な植物油脂を65%使用。特別な機会に履く大切な一足。お手入れをすることでこれからも長く履き続けられるようにしたいと思っています。

ハイブランドは値段はしますが、その分長く大切にできる、そんなアイテムが多いので、もちろんご自身の気持ちやタイミングもあると思いますが、少し取り入れていくとまたモノとの付き合い方も変わってくるように私自身感じました。

次回は、先日行った春服の『エシカルファッションショー』レポートをさせていただこうと思います!
ぜひお楽しみに!

writer profile
エバンズ亜莉沙
サムネイル: エバンズ亜莉沙
エバンズ亜莉沙(えばんず・ありさ):学生時代 米国オレゴン州で環境科学の授業に出会ったことをきっかけに、自分と世界の繋がりに気づく。2015年日本に帰国後、国際NGOでインターンをしながら、エシカル協会主催 フェアトレードコンシェルジュ認証 21歳で取得。同年世界一周を経験し、様々な人や文化に触れたことでさらに世界の抱える問題や解決策に興味関心を抱く。現在はフリーランスで『サステナブル』や『世界に自分に優しいライフスタイル』をキーワードに、SNSを中心とした発信、イベントへの登壇や、様々なプロジェクトのディレクター / コーディネーターを務める。